大切なのはあなたの気持ちと今の生活です、ということを言いたくて記事を書きます。
私が社会に出た十数年前でも現在のように高卒で働くのはご少数の人たちだけでした。高校を出てすぐに働くことが当たり前だった時代とは全く状況が違いますね。
先に社会に出た私の役目として大変なお節介と思いつつも、孤独はあなただけではないことを伝えさせてください。
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卒業したての頃は高校時代の友人と付き合いが続くのですが、次第に社会人の自分も、学生の友人も、それぞれの環境に慣れていくと避けるつもりはなくとも、疎遠になっていくことが多いのかなと思います。
職場に同僚がいれば仕事終わりに飲みに行ったり、ランチをしたり一緒に時間を過ごすこともあるでしょう。先輩に誘われることもあります。
あなたも私も新しい場所で自分の居場所を見つけていくのです。完全に孤立することはないかもしれません。
それでもクタクタになって家へ帰る途中、楽しそうに集まっている学生の集団の脇を通りすぎるとき、そんな集団を遠くから見るとき、ふと思うのです。
「みんな楽しそう。私は何してるんだろ。」
「明日も仕事か。」
言いようのない寂しさや、孤独がこみ上げてくるのです。
そういう日々の中で、学生生活を送る友人と久しぶりに会うことになった時、どんな顔をして会えば良いかわからなくなってしまうのです。
平気なフリ、気にしないフリをしながらも、内心羨ましいと思っている自分がいるのですから。
子供のころに「みんな違ってみんないい」という詩を聞いたことありませんか。多くの人がこの詩を知っているのに、いざ生きているとそう思えなくなってしまいますね。
今、苦しい中ようやく生きている自分の生活を否定する必要はないはずです。 (苦しい中というのは金銭面だけでなく孤独を抱えた心のことでもあります。)
人それぞれ歩むペースの道順も立ち寄る所もさまざまで良いと私は思っています。(そう思わないと辛い、というのもありますけどね。)
たとえば・・・
「今すぐ学校には行くことは難しい。
しばらくは働いて、ときどき映画を観て、少しずつお金を貯めたらアルバイトに変えて夜は夜間大学へ行こうかな」とか。
「学校はもういい。本を読んで、ちょっと世界を広げて、週末はおいしいランチを楽しもう」とか。
「お金を貯めて好きなアニメのグッズを制覇して、イベントへも行こう」とか。
人と比べる必要はなくて、あなたの気持ちと今の生活を大事にしてほしいと思います。
それから、卑屈にならず心を開いていれば、生活の中で新しい出会いが舞い込んできたりもします。
ちなみに「学校へ行こうかな」とか「アニメが好き」とか全部私のことです。