関数は「エクセルへの命令」です。おおむね「こういう情報を表示しなさい」というような命令です。
普通の日本語を使って、この関数の意味する命令の内容を説明します。
(つまり、英数字の関数を日本語へ翻訳します。)
「定義」についても、個人的にわかりやすい思われる言葉を選んで記述しました。
命令内容が複雑になると日本語がわかりにくくなりますが、その分は画像を使ってカバーしています。(そのつもりです・・・。)
エクセル大先生の関数はとても便利なのですが、馴染みが薄いとハードルが高く感じるのではないかと思います。まずは合計を出すところからステップ バイ ステップで慣れていけたら良いかなと思って書いています。(尚、私の都合により、画像はGoogle先生のスプレッドシートのキャプチャ画像です。)
目次:
SUM-範囲を定めて合計せよ
SUM関数
・定義
=SUM(範囲)
・翻訳
=次の範囲内を合計せよ(B2~B5の範囲内)
・入力例
=SUM(B2:B5)
▼図で見る
SUMIF-条件と範囲を定めて合計せよ
SUMIF関数
・定義
=SUMIF(範囲,条件,合計範囲)
・翻訳
=条件に従い範囲内を合計せよ(A1~A5の範囲内で,セルA7の示すとおり、”あ”という字が入力されている行について,B1~B5の範囲内を合計せよ)
・入力例
=SUMIF(A1:A5,A7,B1:B5)
▼図で見る
DCOUNT-データベース上の個数を数えよ
DCOUNT関数
・定義
=DCOUNT(範囲,数える列の項目名,数える条件)
・翻訳
=データベース上の個数を数えよ(対象データベースはA1~B5の範囲内とする,数える列の項目名はB1の示す「年齢」である,A7の示すとおり「年齢」の列において、A8の示すとおり「25以上」の個数を数えよ)
・入力例
=DCOUNT(A1:B5,B1,A7:A8)
▼長いので区切りを入れて書き直します
以下のとおり、データベース上の個数を数えよ
■対象のデータベースはA1~B5の範囲内とする
■数える列の項目名はB1の示すとおり「年齢」である
■セルA7の示すとおり「年齢」の列において、セルA8の示すとおり「25以上」の個数を数えよ
▼図で見る1
▼図で見る2
VLOOKUP-検索キーワードの情報を表示せよ
過去記事をご参考ください。
事例を交えて解説しています。
IF-条件に従って表示せよ
IF関数
・定義
=IF(条件,条件に合致する場合の表示,合致しない場合の表示)
・翻訳
=条件に従って数値を表示せよ(条件はセルA2内の数値は「10」よりも小さい、条件に合致する場合は”不足”と表示せよ、合致しない場合は”空白”にせよ)
・入力例
=IF(A2<10,"不足"," ")
以下の表は、在庫表をイメージしています。在庫が一定数より少なくなった時に「不足」というアラートを表示します。
▼図で見る1-選択セルはB2
(B2の関数をB3以下にコピペした)
▼図で見る2-選択セルはB3
ひとまず私が活用する関数をいくつか掲載していますが、今後も更新していければ良いかなと思います。
(簡単なもので)リクエストも受け付けたいと思いますので、(今のところ空っぽな)質問箱からどうぞ。
▼余談
ルルーシュのギアスは「1人につき1度だけ」使えますが、エクセルにはそのような制限はないと言っても過言ではありません。
1つのファイル内で、いくつも関数を入力して命令を出すことができます。