いい大人が『お片付けしました』と報告する記事パート2です。最近になって部屋を片付けられないことについて家族へSOSを出しました。今は家族の助けを借りて片付けを身に着けているところです。
1人ではどうしていいかわからなかった「片付け」ですので同じように困っておられる方やその周囲の方へ、私はこんなふうにしました、こんなことを教えてもらいました、ということをシェアする記事です。
ちなみに、先日は家族から『床に物を置かない』ことを教えられました。忘れないようにこんなモノをテーブルに飾っています。(手書きの字は下手なので隠しました。)
目次:
【なんでもバッグ】を撤去せよ
約50x25x25cm位で持ち手のついている収納用バッグなのですが、いわば【なんでもバッグ】として部屋に置いていました。
↓↓こんな感じで中身はぐちゃ~となっています。↓↓
[中身]
・ビニール袋 複数枚
・ホッとアイマスク 十数枚
・服用ミスト 4本
・ソフトストーン 2本(うち1本はストック)
・ワキ汗パッド 複数枚
・イヤホン 1個
・コード 1本
・ビタミン飲料 1本
・マスク 1箱
・エコバック 2枚
・香りミスト 1本
・グミ 常時5袋くらい
・・・その他小物
これをご覧になって皆さまはどのようなご感想を抱かれるでしょうか。
私はにとってこのバッグは、
・よく使う物の出し入れの手間を省く。
・布団からもクローゼットからも届きやすい。(=動線がいい)
という、とても便利なものでした。
ところが家族の考えは違ったようです。
前回の片付けのときに「とりあえずのカゴ」方式に失敗があったことを認め、廃止したことを書きました。
私にとっては「とりあえずのカゴ」と【なんでもバッグ】は別物だったのですが、家族には同じように不要な収納グッズに見えたそうです。
【なんでもバッグ】の実態
先ほどバッグの中身を紹介しました。こうして振り返るとバッグに対する私の認識と実態が大きくかけ離れていたことに気付きます。
実態は、
・日用品のストックが入っている。(=ストックは毎日使うものではない)
・とりあえず突っ込んでいる小物など、収納場所に戻していないものが入っている。
・考えるのが面倒でとりあえず突っ込みがちなので、先日撤去した「とりあえずのカゴ」のバッグ版に近い状態になっている。
という乱雑な状態でした。
ちなみに、私がバッグを死守しようとした理由はおおむね下記のとおりです。
・バッグを廃止したら、どこに収納するかわからない。
・布団からもクローゼットからも届きやすい=動線が良いと思い違いしていた。
・とにかく絶対に必要と思い込んでいた節がある。
こうして振り返りますと、ザ・発達障害という感じがしますね。 関連書籍でこのような事例はいくつも掲載されていましたので珍しくはないようです。
【なんでもバッグ】に対する家族の助言
自分に聞く耳さえあれば、家族の助言は大変に有効です。
我が家は家族も発達障害を抱えていますが(診断はないけどほぼ間違いないと思います)、凸凹の箇所が違うようでお互いに補い合った結果、このように私の不得手な片付けに多くの気付きをくれました。
・「動線が良い」状態を正しく理解しよう。
例:ワキ汗パッドや衣類ミストは着替えのときに使う物はクローゼットに収納する。使うところに収納しておくと良い。
・不要なものを棄てる。
例:衣類ミストを4本も持っていました。中身が空のものや香りが嫌いで使わないものをキープしていたためです。こういった不要品を棄てるか、家族へ譲ることで私の元から手放しました。
・ストックは「ストック入れ」があるのだからそちらへ入れよう。
(だって毎日使うものではないでしょ?)
・同じ系統のアイテムを収納している引出などに戻していく。
例えば、イヤホンなどはコードや充電器を保管しているところへ入れたら良い。
こうやって見ると決して難しいことではないのですが、自分1人ではどうしてもできなかったのです。
できない要因は、余裕がなくて考えられない、そもそもわからない、思い込みが激しいとか、その時の家の環境であるとか、複数あると思うのですが、こういった困難というのは発達障害に起因するものだと今は理解できます。
片付けられない=ADHDというイメージがありますが、実はASDの傾向も片付けを難しくする要因になるようです。
両方持っているので複雑に絡み合って片付けられなくなっていると思います。
関連書籍も役に立つ
これまで三十数年、自分なりのやり方で一応は生きて来られた私としては、片付けができないことを認め家族へSOSを出すなんて発想がそもそもなかったです。
それにこんな私でも長女ですし意地みたいなのがあって、いきなりSOSを出すことも、家族のアドバイスを聞き入れることも難しかったと思います。
「なんでできないんだろう・・・」とは思っていましたが、結局は私が悪いという結論で終わってしまい、何も解決することはありませんでした。
発達障害の診断を受けたことから自分の得手不得手を考えるようになったり、関連書籍を読むことで自分のことを理解できるようになりました。
関連書籍を先に読むことは、家族の助言を受け入れる土台作りとして私にとって前進するための大きな助けとなりました。
それと発達障害のための片付け本などは具体的な方法も書いていますし、こういう情報もとても役立つと思います。
個人的には、片付けの実践についてはやはり周囲の手助けがほしいところかなぁとは思います。この辺は個人差があるかとは思いますが。
最後に前回のお片付け記事のリンクも貼りますね。