子宮頸がんには予防のためのワクチンがあります。ワクチン接種について情報を得て検討する機会は、誰にとっても必要ではないかと思っています。
仕事や子育ての現役世代は子宮頸がんのリスクにさらされていることをご存じでしょうか。死亡あるいは延命したとしても重大な後遺症に苦しむ恐れがありますが、ワクチンの接種によってこのリスクを避けることができます。
ワクチンには「定期接種」があり、対象年齢には費用の助成があります。対象外の場合は自費になりますが、生活状況によっては、接種によって得られる利益は計り知れないと思います。
このブログは私の体験談みたいなものを書いていて、貿易事務、高卒社会人スキル、発達障害やらの記事をアップしつつ、時どきは胸の内なども書いてきました。
子宮頸がんワクチンについても、現在私が触れている情報や思うところをシェアしたくて本記事を投稿します。ついでに皮膚に生じている基底細胞がんについてもちょこっと書いてみます。
目次:
- いち個人が投稿する理由
- 子宮頸がんワクチンを推奨する医師の記事
- 公的な情報のリンク
- 意図的に周知しないことへの違和感
- 私は自費でHPVワクチンを接種するか
- ほくろかな?基底細胞がん、らしき黒いものができた話
いち個人が投稿する理由
極小野良ブログでありますが、なかでも貿易や事務スキル関連の記事が割合よく読まれています。(少ないですけどね!) 記事の内容として、来訪者はまさに現役でリスクのある年代と合致すると思います。
また、貧しい家庭の当事者としては、お子さんが定期接種を逃した場合の費用負担はあまりに重く、接種は困難になるであろうことが容易に想像できます。
「接種しましょう」と推奨することは医師である先生方の領域かなと思っていて、私にはできません。(国や自治体がやらないから先生方が活動されています。)
私から言えるのは、先生方が「接種しましょう」と発信している情報に触れてみた上で検討してみませんか、という一個人の思いです。
防げるがんのリスクを何もせずに甘受する合理的な理由はあるのでしょうか。
子宮頸がんワクチンを推奨する医師の記事
ここでは峰先生とたぬきち先生の記事を紹介します。
Twitterやブログ等でHPVワクチンをはじめ、さまざま医療情報を発信なさっています。
『今さら聞けない! 1からわかるHPVワクチン』 - 峰宗太郎先生
ウイルス学・免疫学の専門家でアメリカ国立機関の研究者の医師が、HPVワクチンについて、最新情報に基づいてどこよりもわかりやすくお伝えします。...
https://www.buzzfeed.com/jp/soutaromine/hpvv-mine-1
『子宮頸がん検診で異常が見つかったら』 - たぬきち先生
ぜひ先生方のTwitterにもアクセスなさってみてください。他にも多くの医療従事者の方が情報を発信しておられます。
公的な情報のリンク
日本産科婦人科学会
▼子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために
”WHOは繰り返し若い女性が本来予防し得るHPV関連がんのリスクにさらされている日本の状況を危惧し、安全で効果的なワクチンが使用されないことに繋がる現状の日本の政策は、真に有害な結果となり得ると警告しています。”
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4
厚生労働省 - ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)
厚生労働省の公式サイトからHPVワクチンに関するリンクを貼ります。
▼ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 健康 > 感染症・予防接種情報 > 予防接種情報 > ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/
▼副反応追跡調査結果について
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/chousa/index.html
▼Q&A - Q18.子宮頸がん予防ワクチン接種後に副反応はありますか?
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
意図的に周知しないことへの違和感
HPVワクチンの定期接種は副反応の問題が取り沙汰されたことにより全くと言っていいほど周知されなくなりました。
その後、情報は更新されてきたのですが行政もメディアも改めて周知することをしません。
仮に新型コロナウイルスに置き換えてみてください。ワクチンを接種できるようになったのに、それを周知しないことは考えられるでしょうか。
多くの人は新型コロナウイルスのワクチンならば「副反応」の存在を承知した上で接種するのではありませんか。
行政もメディアも、ワクチンを接種するかどうかを考えて選択する機会を国民から一方的に奪っている状態だと感じています。
そのことに強烈な違和感を覚えます。
もっと直球な言い方としては接種機会そのものを奪っているという指摘も見受けられますが、そこまでは難しすぎて私には言及できません。
この辺りもTwitterなどで各自で情報収集するしかないかなと思います。
私は自費でHPVワクチンを接種するか
今、私が自費でワクチンを接種しようとすると合計約6万円弱と高額になります。
高すぎて無理です。
もっと言うと独身、うつで働けていない状況を鑑みると、高額な費用を払って将来のリスクを予防することにメリットを見いだせないというかバランスが悪い気がします。
自治体によっては定期接種の年齢でなくても助成しているケースがあるようなので各自で調べてみると良いかなと思います。
大勢のワクチン接種によるウイルス撲滅とか、集団免疫といった人類全体に係る話をするのであれば、それは助成しなければなりません。低所得層に負担を強いてみたところで無い袖は振れません。
もしも私にパートナーがいたとしも、その人も私もワクチンのメリットを直接的に享受することは難しいというのが現状だろうと思います。
社会の不平等は当たり前です。高価なワクチンは普段は隠れている不平等を明らかにするかもしれません。とはいっても健康保険で医療を受けられているのですから、これ以上は望むものはありません。
ただ、子どもに関しては違います。
なるべく平等であってほしいです。不平等を受け入れるのは大人になってからで良いです。そうでなくては悲しいです。
ほくろかな?基底細胞がん、らしき黒いものができた話
追記:基底細胞がんの疑いがありましたが、切除して検査したところ、ただのほくろでした!
ーー以下は、結果が出る前に書きました。
がんは自分に係りのないもの、と思いますか?
「基底細胞がん」はほくろのような見た目の癌だそうです。
以下、国立がん研究センター「がん情報サービス」(※後でリンク掲載)より引用いたします。
”多くは高齢者に発生し、7割以上が顔面、特に顔の中心寄り(鼻やまぶたなど)に発生します。”
私、30代前半の体幹に、この基底細胞がんができているっぽいです。
たまたま鏡を見ていて、ふと気づいたのです。
「あれ?こんなところにほくろあったっけ?」
黒いふくらみのあるほくろです。他と違うのは、その新しいほくろの周囲は薄いしみが広がっているような感じなのです。
ほくろの中心部か濃く黒くふくらんでいる、とも言えますね。
体幹を誰かに見せる予定とかないけれど、これ以上大きくなっては嫌ですし、突然ほくろができているのが気味悪くてすぐにかかりつけの皮膚科に行きました。(すぐにお医者さんにかかれるというのは無職のメリットを享受していますね。)
皮膚科で念のため大学病院の専門の先生に診てもらう方が良いということになって、紹介状をもらって大学病院へ行きました。
大学病院の診察ではその場で日帰り手術の予約を取りましたので、ほくろ発見から手術まで約1ヵ月程度で動いています。
日頃から体をくまなくチェックする女子力の高さがあれば、もっと早く気付いたかもしれません。
ちなみに手術は保険適用です。
予後は悪くないものだと聞いているので特別な心配はしていません。
※国立がん研究センター「がん情報サービス」
一般向けに嚙み砕いて書かれていてわかりやすいです。
病名はキーワード検索ではなく、あいうえお順で探すようになっています。
▼基底細胞がん(きていさいぼうがん)
https://ganjoho.jp/public/cancer/basal/index.html
▼科学的根拠に基づくがん予防
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/evidence_based.html