社会に出ると暗黙のルール、マナーがたくさんあります。
高校を卒業したばかりの社会人の方は学校生活とのギャップに戸惑いを覚えるのではないかと思います。
大人の社会では良くも悪くも直接的な指摘を受けにくく、自分で気が付く必要があるというのも苦労のポイントです。
この記事ではそのような暗黙のルール、マナーについて社会人生活の事例に沿って考えてみたいと思います。
目次:
事例1.同僚、先輩に有休取得の許可を取る必要はあるのか?
就業規則(会社の規則)によると、有休の申請は上司の承認と届出用紙を総務へ提出すればOKな場合です。
あなたは同僚や先輩に許可を取りますか?
[マナー]
厳密には「許可」は不要です。しかし、あなたが休みを取る代わりに誰かがその穴をカバーします。カバーしてくれる人への「一言」は必要です。
最初のうちは「この日休んでも問題ないですか?」と聞いてみるのも良いです。職場の雰囲気によっては、前日に「すみませんが、明日休みをもらっています。」と言うだけでもOKです。
何も言わずに休むのだけは避けた方がいいと思います。それがまかり通っているのであれば、その会社の雰囲気の良くないんだろうなと思います。(実際にそうでした)
事例2.寝坊したことを正直に伝えた方がいいのか?
目覚めたら家を出なければいけない時間になっていた・・・完全に遅刻です。
会社へ正直に「すみません、寝坊したので遅れます」と連絡を入れますか?
[マナー]
これはマナーといって良いか微妙ですが、正直に言うのは避けた方が良いです。
体調不良のため遅れて出社すると連絡を入れましょう。正直に言う人はまずいないと思います。長い社会人生活ですからたまにはこんな日もあります。
その時は丸く収まる言い訳として「体調不良」を活用しましょう。必要以上に心配をかけても悪いので、大げさに病状を説明するのはやめましょうね。
事例3.年賀状は出す必要があるのか?
年の瀬がせまってきました。年賀状を出した方がいいのかわかりません。聞かれないのでスルーしますか?
[マナー]
正直なところ、スルーするのはアリだと私は思います。ただ、会社の風土によるので迷ったら一番近しい先輩に聞いてみると良いと思います。
企業風土や部署ごとにルールがまちまちです。先輩や上司と足並みを合わせるのがベストです。
先輩を差し置いてあなただけが年賀状を出すのは部署の慣例から逸脱するため、角が立つ可能性があります。
近しい先輩に相談した結果は、それとなく同僚とも共有した方が親切かもです。これもやはり同僚を置き去りにしてあなただけ年賀状を出すと角が立ちそうだからです。
例えば「なんで年賀状を出すことを教えてくれなかったの?」と逆恨みをされるというトラブルが予想されます。
・・・書いていて心底思いますが、とっても面倒くさいですね!
なのでいっそのこと何も聞かず、年賀状の風習なんて知らないかのようにスルーするのもアリなのではと思います。
最後に
相手へのお礼や配慮は自分の心の中に留めるのではなく、しっかりと伝えることがマナーの土台を作っているように思います。
丸く収めるという考え方は、一見すると自分のためだけの行動に取れますが、実際には相手の気持ちをざわつかせないという面もあります。
ところで、こういうことって当たり前にわかることですか・・・?私はルールやマナーがわからずにけっこう失敗しました。言われずともわかる方がうらやましいです。
この手のことは向き不向きありますから上手にできないと感じたとしても、あなたの能力不足ではなくて、個性というか人それぞれだと思います。
学校生活では個性やキャラという言い方で済んだことが、社会へ出ると非常識や空気読めないという扱いになってしまうケースが多く、ちょっと窮屈ですね。
自分でわからないことは、ネットで調べたり周囲の人に相談してみることも大切だと思います。