ケースマークの作り方について便利な方法を2つ紹介します。
1.エクセルでテンプレートを作成する
メリット:計算式を使うことで、複数カートンのラベル作成がラクにある
デメリット:最初にテンプレートを作成する際にサイズの微調整が手間である
2.A-ONEのラベル屋さんでテンプレートを作成する
メリット:シール寸法に合ったテンプレートのためサイズの微調整をしなくて良い
デメリット:計算式を使えないため、複数カートンになると面倒
以上、2点の方法について解説していきます。※末尾に動画のURLを入れました。
さて、中小企業ではオフィスから小口貨物を出荷することも少なくなく、貿易事務(または出荷)担当者などが自ら、何らのハンドメイドの方法でケースマーク表示します。何らかのハンドメイドとは、ラベルシールを貼る、油性マジックで手書きする、印刷した紙を貼るといった、いくつかの方法が考えられます。
おすすめなのはテンプレートを用意し、ラベルシールへ印刷する方法です。一度テンプレートを用意すれば手間が少なく見栄えも良いのでその方法をご紹介します。
それでは2つの方法について順に見て行きましょう。
1.エクセルでテンプレートを作成する
エクセルで作りますと、計算式を用いてカートン数を自動入力にすることが可能です。1カートンずつ番号を入力する手間を省けます。
A4を4分割するフォーマットです。まずは全体像をご覧ください。
[作り方]
▼例えば、総カートン数が22カートンあるとします。計算式をコピペしてフォーマットを作っておけば、作業がとてもラクです。
向かって右側が総カートン数=22となっています。
▼エクセルの計算式はこのようになっています。
▼計算式の解説です。
▼これが1ページ目です。1ページ目をまるっとコピペし、C/No.:3以降を作ります。
▼2ページ目の上段は、少し作業が必要です。下図の説明文も合わせてご覧ください。
①1ページ目・下段の計算式を2ページ目・上段へコピペし、修正します。
②①で修正済みのセルを、隣へコピペします。
▼2ページ目の完成系はこうです。3ページ目以降は、この2ページ目をまるっとコピペすれば良いです。計算式の修正は必要ありません。
▼印刷プレビュー画像です。
以上で、エクセルのフォーマットは完成です。
これをラベルシートへ印刷するのがおすすめすです。ラベルシートを購入できない場合は、コピー用紙に印刷し四半分に切ってOPPテープでカートンへ貼りましょう。
2.A-ONEのラベル屋さんでテンプレートを作成する
つづいてラベル屋さんの利用について説明します。(スリーエム株式会社)
A-ONEラベルはオフィス事務用品カタログで購入できるメジャーなラベルシートです。豊富なサイズ、用紙の種類があり多くのシーンで活用されています。
さて、そのA-ONEではラベルへのデザインを手軽にするために、用紙型番と連動したテンプレート作成ソフトをwebサイトで公開しています。それが「ラベル屋さん」です。
エクセルでラベルに合わせてサイズを微調整しながらテンプレートを作成するよりも簡単に作れます。ラベル屋さんを知っておけば、ケースマークに限らず宛名作成等の事務業務にも活用できます◎
以前はソフトのダウンロードもありましたが、現在はweb版のみになっているようです。webサイトへアクセスしてみてください。
このデータを紙に印刷するか、ラベルシートに印刷して貼りつけます。ラベルシートはこんな感じの4面シートです。