発達障害の当事者と家庭
目黒で起きた虐待死事件の母親である女性が手記を出したというニュースを見ました。 亡くなった子どもへの思いは、きっと私ではなく彼女が持っているものだから、ここでは書きません。 記事を読んで彼女の悲しさとか、絶望が見えてくるような気がしてとても…
ーーどんな先生が良い先生なだろう? メンタルが病んでいる人の戯言です。個人の感想です。 目次: 今の主治医 私の主治医はメディアに出ない 一人暮らし時代の主治医 今の主治医 私が通うクリニックには毎日たくさんの患者が来院して、ひっきりなしに診察室…
発達障害は貧困に陥る要因となり得ます。 また、貧困は発達障害の発症に影響を及ぼす可能性があると思います。 貧困と発達障害の因果関係について、我が家の事例を踏まえて私の感じることを書きます。 目次: 発達障害児が生まれる 貧困に陥る 大学へ進学で…
『なんでそんなに冷たいの?』 自閉症スペクトラム障害(ASD)の当事者の方、過去に言われたことがありませんか。あるいは周囲にASDの人がいる方、そのように思っているのではありませんか。 ネットでは「ASDは、人の気持ちがわからない」「冷たいことを言う」…
貧困、毒親育ち、高卒。まるで万引き家族のような私たちの生活には良くも悪くも「ただなんとなく」が多い・・・。 本記事の本命として、記事の終わりにnoteで作っている「囲碁入門ー初めてでもわかる入門の入門ー」を紹介します。 目次: 私は貧困家庭に育つ…
最近、自分の行動や記憶が少し変だと感じるので一応、書き残します。 発達障害が背景にあるうつというのはとっても厄介ですね。なんの参考にもならないけれど一つの事例として。 ・行動が子どもっぽくなっている ・趣味が子どもっぽくなっている ・しゃべり…
個人の経験を書きます。 私は自閉症スペクトラム障害に該当するという診断を受けています。 駆け引きという言葉と概念の存在は知っていますが、自分が当事者になった場合に「現在駆け引き中」ということは理解できません。 少なくとも二十代のうちはさっぱり…
チュートリアル徳井のだらしない姿がどうしても他人事のように思えないので、何か書きたいと思います。 私も同じように非常にルーズな度を超えた先延ばし人間です。 大人になって少しずつ改善されてきた部分もありますが、今に至るまで自分なりに試行錯誤の…
複数人が小声で話す『ざわつき』がとても苦手です。 会社では一日に何回か、『音』が原因で頭の中がパニック状態に陥るのですが、10年以上の間、「平気な顔」をして会社員をしてきました。 この記事では、私の音に対する過敏な症状と対策についてシェアした…
部屋を片付けてから数日はキープできるのですが、その後はやはりというか・・・どうしても部屋が散らかります。 なぜゴミをゴミ箱へ捨てられないのか、私の頭の中(思考)をお見せします。 目次: ゴミをゴミ箱に捨てられない 脱いだら脱ぎっぱなし 今の部屋…
料理をすることへの強い苦手意識、不安感を低減するための工夫について、私の事例を書きます。 一人暮らし時代に自炊をすることがありましたし、実家では家族の食事を作ることもありますが、なかなか料理への不安感や苦手意識を完全に拭うができません。 ご…
数年前に見かけた父には前歯がありませんでした。 絶縁した父を私はコジローと呼んでいます。現在60代後半になります。 貧困家庭では安価な菓子パンやカップ麺をよく食べるために炭水化物摂取量が多いとか、栄養の摂取が偏るとか、貧乏なのにタバコを吸うと…
落語の世界でネタになるそそっかしい人、間の抜けた人、こだわりの強い人、クセの強い人、うっかり者・・・現代ならみんなまとめて発達障害や知的障害ってことでご愁傷様なんですが、落語の世界ではこういう人たちがとても愛されています。 舞台が長屋ですと…
2019年9月にアップした下記の記事について、主治医に対する気持ちが変わったきたので記事も修正することにしました。 2019年10月現在、主治医に対する不信感のようなものは完全になくなり、引き続き何事もなく治療を受けています。 考えてみれば、普通に地味…
いい大人が『お片付けしました』と報告する記事パート2です。最近になって部屋を片付けられないことについて家族へSOSを出しました。今は家族の助けを借りて片付けを身に着けているところです。 1人ではどうしていいかわからなかった「片付け」ですので同…
つたない読書感想文です。『ケーキの切れない非行少年たち』(著者:宮口幸治)を読みました。 児童精神科医の宮口幸治さんが精神科と医療少年院での勤務経験をベースに書かれた本です。 ※記事内にも書いていますが、私自身IQ100未満の発達障害ですので、理…
コジローというのは私の父です。 社会で真っ当に生きることが困難な人の話です。オチとか提言とか何もない上に愉快でない話です。 両親は私が十代の頃に離婚し、それからは母子家庭です。 たしか2年程前に遠目でコジローの姿を見たときは白髪頭になっていま…
30歳を越えているいい大人がお片付けができたことを報告する記事です。 ※家族の病状が良いので、この記事では発達障害の話のみを書きます。 目次: 片付けられないことをADHDの特性と気付くまで 私の頭の中と行動 「片付ける」をもっとわかりやすい言葉へ置…
日本のどこかにいる、とある母子家庭の愚痴のような話です。(母子家庭と言いましても、私をはじめ、子どもたちは成人しています。) 私の家族の病状について「突然死もあり得る状態」と医師に言われましたが、どうすることもできず困惑しています。 しかも…
30歳を過ぎて発達障害とわかるまでの紆余曲折について、1つ思い出したことを書きます。 過去に1回約3万円の医療と係りのない個人経営の心理カウンセリングを受けたことがありました。 個人の感想ですが、うつ、気分の落ち込み、希死念慮いったメンタルの不…
発達障害を持つ人がどのような子ども時代を過ごしていたか、私の事例を書きます。 主治医の指摘を受けた際、私自身もネットや本を参考にどんな特徴があるのか、子ども時代の様子などについて、専門的な話から体験談までなんでも情報を求めていました。同じよ…
万引き家族のおかげで、最近はうっすらとその存在が認識されてきました。 日本の社会にいるようでいない人たち。 小学校低学年の頃に行われたボランティアについて学ぶ授業だったと思います。 「今日はボランティアについて学びました、さぁ、あなたたちも…
自分の病気をなかなか受け入れられない家族に治療を受けてもらうために、傍にいる私たちはどのように接したらよいか、とても悩むことが多いです。 家庭事情や本人の個性によるところは多分にありますが、「対応に悩む」という点では同じような苦しみがあるか…
この年になって(33歳位)自分の発達障害(ASD、ADHD)を知り、私の父、コジローも同じように発達障害者だったのではないか、ということに気付きました。(母もほぼ間違いなく発達障害者だと思います・・・) 『社会のゴミ屑』だと思っていたコジローに対し…
人の厚意や支援はありがたく受け取るべき、ただその一択ですか。 厚意を渡す側の気持ちに触れる機会は、受け取る側の気持ちに触れる機会よりも多いと思いますので、理解しやすいのだろうなと思います。 厚意を受け取る側にいる私が感じるモヤモヤする気持ち…
「考えない」ことが適切な医療を受けられないという深刻な問題に繋がるため、事例を用いて反面教師となる記事を書きたいと思います。高卒の全ての方に当てはまることではないのですが、少なからず困っておられる方がいるのではないかと思うので書くことにし…
過去に発達障害の検査を受けたことがあります。この記事は検査を受けるに至った経緯をかいつまんで書きます。 目次: 通院歴 発達障害の可能性が浮上 発達障害の診断が遅れる理由4つ ひとこと 通院歴 初めて心療内科へかかったのは高校生の時です。そこから…
数年前にネットで毒親という言葉を知ってから、我が家以外にも「毒親」ってけっこういるもんだなと思ったりしました。 親子の縁は簡単に切ったりくっつけたりできるものではないからこそ、悩むのだと思います。事情を知らない親御さんの立場からしたら、私は…
高卒会社員が、社会に出て初めて知ったことについて記憶を遡って書いてみます。世の中の普通が私には普通ではありませんでした。 家庭の問題もありますし、私自身の能力の低さによるところもあります。 目次: 大卒の会社員との違い 大卒以上、専門卒以上の…